工法/建材 Material
自然素材
推奨自然素材
《左官材》
そとん壁
(株式会社高千穂)http://www.takachiho-lifenics.com
主原料はシラスの多孔質構造は、壁の内部及び建物自体のコンディションを良好に保ち、結露や湿気から守ります。しかも、上げ表面に防水処理が不要なのに、建物内部に水が浸透せず、また凍結にも強い外壁です。製造過程においても二次焼成等を必要しない省エネ商品であり、化学物質を一切含んでいないため、将来建替えで取り壊した場合でも土に還る究極のエコロジー建材です。
珪藻土
(フジワラ化学株式会社)http://www.fujiwara-chemical.co.jp
植物性プランクトンが長年海底や湖底に堆積してできたものが珪藻土。古くからコンロ、耐火煉瓦の原料や土壁の下地材などに使われてきた。粒子が微小で多孔質なため、調湿性、吸水性に優れ、結露を防ぎ、カビやダニの発生を抑えてくれる。更に匂いも吸着してくれるので室内を常に最良の状態にします。
タナクリーム
(田中石灰工業株式会社)http://www.tasekkai.co.jp
体に優しい伝統的なしっくいを素人でも簡単に施工できるように開発された内装用床材。タナクリームは、石灰岩を焼いた石灰石に水を加え弗化させてクリーム状にしたもの。シンプルな天然素材で、安全性も高く、刷毛やローラーで塗る事ができ自由な表現を楽しめます。
《自然壁紙》
ルナファーザー
(日本ルナファーザー株式会社)http://www.runafaser.co.jp
環境保護先進国のドイツで生まれ、ヨーロッパで広く普及している塗装下地壁紙。
リサイクルペーパーをつかい天然素材を使用しているため、通気性、吸湿性に優れ結露や防カビ防止に効果を発揮している。化学物質を使用していないので、人体にホルムアルデヒドなど有害な物質の発生もしていない。
《壁紙、障子紙》
月桃紙
(日本月桃株式会社)http://www.gettou.co.jp
沖縄に群生するショウガ科の多年草、月桃を原料とした壁紙。月桃は収穫後、一年で2~3mに成長するので、地球資源を守る素材として注目を集めている。さらにこの月桃紙は重金属やホルマリンの含有率が極めて少なく、塩化ビニールは一切含まれていない。火災時も有毒ガス、発煙量が極めて少なく、ダイオキシンの発生もありません。
《塗料》
自然塗料
(オスモ社)http://www.nihon-osmo.co.jp
(アウロ社)http://www.auro-jp.com
(リボス社)http://www.livos.co.jp
日本で発売されている自然塗料で、広く普及しているドイツの3大ブランド。
オスモ社は自然の植物油をベースにつくられた塗料。15%ほど溶剤を使用していることから、施工性が良い。撥水性に優れ、自然のままの通気性・調湿性があり木の呼吸を妨げない。
アロウ社は、すべて材料を自然の原料に限定。石油系溶剤、合成顔料などを一切使わず、生産から破棄まで全工程で自然環境に配慮。
リボス社は、天然素材でも有害な溶剤はいっさい使わず、ベースは有機農法で栽培された亜麻仁油を使用。塗装後、木材が呼吸する良い香りがし、耐水性がある。刺激の強い自然材料よりも人体に影響ない化学物質系の溶剤を使用している。
柿渋
(株式会社トミヤマ)http://www.kakishibu.com
日本古来自然塗料として使われている柿渋。
タンニンが豊富に含まれている青柿を絞り、その液を自然は発酵させてつくる。柿渋には防虫、防腐、抗菌などの作用があるといわれ、塗装して乾くと皮膜 をつくり、耐水性がでてくるのが特徴、時間の経過と共に自然に色が濃くなって、味わいがでてくる。
《内装仕上げ材》
モイス
(三菱商事建材)http://www.moiss.jp
モイスは、珪酸カルシウム水和物(トバモライト結晶)の構造に、粘土鉱物・バーミキュライト尾鉱)を均一かつ同一方向に分散形成し、これを機能のみならずテクスチャとした内装仕上げ材です。有害物質を出しません。それどころか、他の建材やインテリアから発生する有害物質(ホルムアルデヒ)も吸着・固定化します。室内の空気をきれいにする、画期的な内装材でテクスチャ、カラーバリエーションも豊富です。
《防蟻・防腐材》
ヘルスコート
(アーテック工房株式会社)http://www.healthcoat.com/
ヘルスコ・キュアーは、従来の床下調湿剤と違い、常温硬化型・低臭・水性の忌避剤を加えて、更にブレンドした微粉末木炭と天然鉱石を絶妙のバランスで配合して開発された独自の防蟻防腐剤です。シロアリ対策・防腐効果はもちろん、消臭効果にも優れているので床下収納等には最適です。さらに自己消化性を持つ難燃性素材ですので、火災時の延焼もありません。薬剤を一切使用しておりませんので、無毒性で人体に安全な製品です。コストが高いのが欠点です。
自然素材の選び方
壁紙
壁紙に自然素材を貼る場合、ビニールクロスと違い施工者に技術が必要です。しかし、いくら施工がうまくいっても、住み手側が汚れた場合の事を気にし、和紙の湿度により伸縮する性質自体を楽しめなければ、施工者側もクレームを気にして使うことができません。安易に素材を選ぶのでなく、それを使った場合のメリット、デメリットを確認してから使うべきです。また、壁紙を内装仕上材として使う場合、使用する接着剤に注意する事が必要です。貼ろうとしている部屋の環境や壁紙に相性の良い接着剤を使わないと、貼ってから剥離したりしてしまう場合があります。貼ろうとしている壁紙を使う場合に、接着剤も含め、どのようなメリット、デメリットがあるのか説明をうけ納得してから使用して下さい。
塗料
始めに塗料をそこに塗ることが必要かどうか考えます。木材などの調湿効果を優先するなら、木材の呼吸を妨げないような塗料を塗ることが必要で、塗装しないのもひとつの選択肢です。自然塗料の多くはドイツ製のもので、そのほとんどは安全といえますが、コスト高いのが欠点です。また、自然塗料イコール刺激が少ないということではありません。天然系塗料は、通常1~2週間で臭いは消えますが、塗装時の臭いはきつく気分が悪くなる塗料もあります。また自然塗料は施工に手間と時間がかかることから施工者が嫌がることが多々あります。性能も含め検討するべきです。
左官材
左官材は珪藻土やしっくいが代表的です。最近はあらかじめ水を加えて練ってあるものもあり、建て主が自分で施工できるように開発された物もあります。昔に比べて随分施工しやすくなっております。しかし、素人が行う施工は、やはり限界があります。施工難易度の高い部屋は職人さんに頼んで、あまり施工難易度の高くない部屋を、自分達で塗るのもひとつの方法です。実際の素材の感触をつかむことのできる、施工指導会を開催するメーカーもあるので、積極的に参加してみてはいかがでしょうか。左官材のデメリットは、ヒビが入ったりする事ですが、そのデメリットを差し引いても調湿効果はかなりのものがあります。しかし、珪藻土などは、添加しているアクリル樹脂の量によってその調湿効果が失われてしまう事があります。メーカーによっては、ただ珪藻土を使っているだけで調湿効果を失っているものもありますので注意が必要でしょう。
家具設備
今のところ、室内空気汚染への対応が一番遅れているのが家具や設備機器です。最近は家具も、ムク材を使ったもので、シックハウス対応の家具を取り扱っているメーカーが出てきましたが、いくらムク材を使っても、家具を製作する時に使う接着剤が安全でなければ意味がありません。その点も注意が必要でしょう。概してシックハウス対応の家具は高価なものがありますが、一般には手が届きにくく、もっとシンプルで安価なものが望まれるところです。現状では価格面、信頼性を考え設計者、施工者が現場で製作する事が多いです。市販の家具にも注意が必要です。特に輸入品はシックハウスに対応していない事が、その家具を使用して過敏症になってしまった例もあります。
