工法/建材 Material

在来工法

在来工法

日本の伝統的木造工法をベースに発達しており、在来工法(木造軸組工法)と呼ばれています。
基本的に木の柱を組み立てて柱や梁などの軸で支え、筋かいなど斜めに入れた材木や接合金物等で骨組みを補強いたします。現在様々な改良が加えられ、柱・梁が主要な構造材ですが、耐力パネルや大断面材、補強金物などとの組み合わせで、単純に在来工法と限定できない広がりをもっています。
大きな特徴は、構造的制約が少ないということです。希望の間取りやデザインが自由に描け、柱の位置を自由に設定できるため、変形や狭小敷地でも柔軟に対応できます。
また、増改築もスムーズに行えます。

(1)構造材料(製材、集成材などの木質材)

比強度が高い

重量の割には強度が高く、住宅自体の重量がかさまないので、基礎や躯体自体の負担が少なくてすみます。

加工性が良い

断面や材長のバリエーションが多く、現場での加工も容易なのであらゆる場面で対応性が良い。

断熱性が高い

鉄やコンクリートに比べ断熱性が高く、構造部が断熱構造上の弱点になりにくい。

人に優しい

木は天然素材で、吸放湿性、色感、質感、環境保全性など、さまざまな面で人に優しい材料といえます。

(2)在来工法の特徴

軽快な施工性

構造材の比強度が高いので部材が軽く、現場に大きな機械などが必要ありません。

自由度が高い

構造部材サイズの多様性、構造ルールの柔軟性などから、設計の自由度が高くデザインがし易い。

敷地形状への対応性が高い。

道路条件に左右されない。

地域の条件(積雪、台風)に合わせた構造計画が容易。

間取りに合わせて構造が計画できる。

斜線制限や高さ制限への対応性が高い。

大きな開口部がつくりやすい。

断熱層がとりやすい。

在来工法の欠点

間取りの自由度に関しては耐力壁の確保が必要なので、重量鉄骨ラーメン構造、鉄筋コンクリートラーメン構造よりは劣ります。また、狭い土地にガレージなど大きな開口部を設ける場合は、建基準法を満足できない場合があります。

※在来工法は2000年6月1日の建築基準法改正により枠組壁工法の考えを取り入れ耐力壁の配置に制限ができたのですが、構造計算により耐力壁の平面バランス(偏心率)を、一定以下に納めれば、間取りの自由度は高くなります。

工法選び

住まいづくりの計画段階では、外観や間取り、インテリアなどに関心を寄せがちですが、建物工法、構造を考える事が重要です。それぞれの工法についての長所短所をご理解の上、つくりたい家に適している工法を選択して下さい。

その他の構造(参考)

ツーバイフォー工法、木質パネル工法、鉄骨軸組み工法、鉄骨ラーメン工法、ユニット工法、鉄筋コンクリート造、コンクリートパネル工法